読まれるメルマガには、ルールがある

前章ではメールアドレスの集め方についてお伝えしましたが、
この章では、読者さまに対して、どのようなメールを書けばよいのか、
という事をお話ししたいと思います。

もちろん、書く内容はあなた自身が考える必要があります。
私からお伝えできることは、「書き方のルール」です。

メルマガというと、まっさきに「内容はどうしよう?」と悩む人がいますが
内容なんてものは、なんとでもなります。
メルマガネタは、意識していれば日常生活の中に、たくさんあります。

重要なのは、そこではありません。
内容を心配する前に、まずは「読まれるメルマガのルール」を理解しましょう。

考え方や概念、流れがすごく重要なポイントになります。
ここがしっかりしていれば、多少文章力が低くても、
内容が悪かったとしても、人は最後の行まで読みきってくれます。

私自身、決して文章が上手い方ではありません。
内容も、常に良いとは限りません。
では、なぜメルマガでお金を稼げているか?高いクリック率を維持できているか?


それは「読まれるメルマガのルール」をしっかりと理解しているからです。

ひとつひとつは非常に簡単なことばかりです。
すぐに実践できるので、しっかりとマスターしていきましょう。

漢字をひらがなに

メルマガは「読みやすさ」が重要です。

だいたいの人は、文章が固いです。
読みやすい文章を書くポイントのひとつは
「出来るだけ、ひらがなを使う」ということです。

あなたは「石版メール」という言葉を知っていますか?
おそらく、これまで 1 度は見たことがあると思います。

「石版メール」というのは改行なしで文章が並んでいる状態を指します。
自分の伝えたい事だけを、改行なしで書くという特徴があります。
その文面を、古代の石版に例えられる事から「石版メール」と呼ばれています。

このようなメールが届いたら、読みたいと思いますか?
しかも、難しい漢字だらけで書かれていたら、その時点で読む気が失せますよね。

例えば、中国語は漢字ばかりで難しい印象があるため
読みたいとは思いませんよね?
それに対して、「ひらがな」は読み手に柔らかい印象を与える事ができます。
できるだけ難しい言葉を、簡単な言葉に置きかえる
わざわざ漢字を使って、難しい印象を与える必要はありません。
読み手の思考を停止させずに、スラスラと読めることが大切です。
難しい漢字は、伝えたい内容を妨害しているようなものです。


漢字を使用する際の目安としては、
大体小学4~5年生くらいまでに使用する漢字を使うと良いでしょう。


これは「表現」についても同じです。 
「できるだけ難しい言葉を、簡単な言葉に置きかえる」という事が重要です。

メルマガを書き終わったら、必ず声に出して読んでください。
少しでも詰まったところがあったらNGです。
「簡単に、シンプルに」を意識して、置換えましょう。

読み手の「環境」を意識する

読者さまは、なにでメルマガを読んでいますか?
PC? スマートフォン? ガラケー?

この「読む時の環境」を意識してメルマガを書くと、一気に読みやすくなります。

基本的には文章を「左寄せ」にする事を心がけて下さい。


以前は、左側にスペースを空ける人もいましたが、
現在では、メルマガをスマートフォンで読む人が多くなっています。

スマホでメルマガを読む場合、左寄せの方が読みやすくなっているので、
スペースを使用していると、読みにくくなります。
そのため、メルマガは左寄せが基本になります。

次に、1行の文字数についてですが、読む時の環境で変化します。

スマートフォンの文字数は
1行19文字
パソコンの文字数はGoogleやYahooを考慮した場合、
1行23文字

そのため、原則19文字以下で改行できるような文章構成がいいと言えます。
私の日刊メルマガも、1行19文字以内で改行しています。

ただし19文字では書きづらい場合は、
34~38文字の間で改行するのも良いでしょう。

4. ネガティブ文章にしない

あなたの友人で、ネガティブな考えの人、ポジティブな考えの人では
どちらの人が楽しそうにしていますか?


もちろん、ポジティブな人ですよね。
また、ポジティブな人のまわりには、人も集まります。

メルマガも、じつは同じです。
メルマガの文章は、あなた自身です。
あなた自身の頭の中が、文章に反映されます。

読者さまも、なにか情報を得たり、やる気を得たりと
人生を向上させるために、あなたのメルマガを読むと思います。
ポジティブなメルマガに、人は集まります。

ネガティブ文章は、「ポジティブ文章」に変換しましょう。


【変換イメージ】
ネガティブな文章や表現があると、無意識レベルで「イラっ」とさせます。
ポジティブ文章にするだけで、
かなり読みやすくなり、柔らかい印象を与えることができます。


ネガティブな文章や表現があると、無意識レベルで「イラっ」とさせます。

それを繰り返していると、
読者さまも「この人のメルマガは、なんか嫌な感じがするんだよな~」と
メルマガ購読を解除します。


無意識って、メチャメチャ怖いです。
人は90%以上が、無意識で動いています。
一度、無意識ゾーンに入ったものは、なかなか取り消すことができません。
無意識ゾーン
実際、私はこのネガティブ文章を使わない、ということに
人一倍敏感ですし、意識しています。

私がもともと、怒りっぽい性格だったので(笑)

だからこそ、この重要性に気づけたし、ポイントもわかるため、
イラつかせない文章を書く事ができます。

このポイントを、しっかりと理解していれば、
「感情をゆさぶる文章」も書くことができます。

あえてイラっとさせる表現を、たまに使うと
「むかつき」「怒り」などの感情を刺激できます。

ネガティブ文章で、感情を刺激した後は、
必ずポジティブ文章で、前向きにさせて文章を終わらせてください。


人は感情で動いてから、
その感情を正当化させようと、後で理由を探します。

人の性質をしっかりと理解しましょう。

※ 何かのサポート文や、説明文で、ネガティブ文章はNGです。
顧客をイラつかせるだけなので、何のメリットもありません。

日常生活から、「ポジティブな表現」を意識しましょう。

ネガティブな発言をしたら、ポジティブな言葉に言い換える、
これを常におこなっていれば、あなたから発する言葉は
全てが、ポジティブなものになっていきます。

そうすると、メルマガを書く時も楽ですし、
何より、あなた自身も結果を出しやすくなります。

単語の順序

相手に与える印象は、
同じ言葉でも、単語の順序を変えることで大きく変化します。
言っている内容は同じなのに全く違いますよね?
このように、順序を変えるだけで、イメージは大きく変わります。

ポジティブな表現や、肯定的な表現を【文末】に持ってくるほうが、
いい印象を与えることができます。


日刊メルマガなど、定期的に配信するメルマガは、
こういった細かい部分も気を付ける必要があります。

理由は、前項の「ネガティブ文章にしない」でお伝えしたとおりです。
ほとんどの物事に、人が関わります。

人の心理、性質をしっかりと理解することが、結果を出すコツです。