配信サーバーは育てるもの

ここまでお伝えしてきた内容で、
受信フィルタには、学習機能があることが理解できたと思います。

学習によって、メールが届かなくなるとお伝えしましたが、
受信フィルタは「届かせる」という学習もします。

受信フィルタが、プラスの評価をすれば、

迷惑メールフォルダ入りしていたメールが、受信フォルダに入るようになります。

ポジティブな判定を受ける要素

ポジティブ判定で到達率アップ!
受信フィルタが、どこを見てプラス判定をしているかは以下となります。

・開封率
・メール滞在時間
・クリック率
・フォルダ分け設定

Yahooやgmailなどのウェブメールは、上記のデータを計測しています。


読者さまにとって、良いメルマガであれば、 

メールを開封してくれる人が多いし、
しっかりと最後まで読んで、滞在時間が長く、
本文中のURLをクリックしてくれる人も、沢山いるし、
メールを見逃さないように、フォルダ分けをしてくれます。


このような行動で、プラスの評価を受け、
そのサーバーを長期間利用していればいるほど、
到達率が下がりにくくなる、ということも検証結果としてわかっています。

ネガティブな判定を受ける要素

「届かない理由」は、先ほどお伝えしました。

・送信者アドレス
・迷惑メールクリック
・エラーリスト
・リストの質
・配信頻度

マイナス評価となる要素は、上記とかぶる点もありますが、
次のような点で判断しています。

・迷惑メールクリック
・スパム報告システム
・NGワード

迷惑メールクリックについては、
もう補足は必要ないと思うので、ここでは省略します。

スパム報告システムとは、
スパムメールを報告するデータベースが存在します。
配信時に使用しているドメインが、ここに登録されていると、迷惑判定となります。

NGワードは、
本文中に使用している「単語」が
迷惑メールで使われることが多い単語かどうかで判断されます。

主に、アダルト系、ギャンブル系に関連するワードは
受信フィルタが学習しているので、要注意です。
投資関連の単語も、残念ながらNGワードとして登録されていることが多いです。

ポジティブ判定をもらい続ければ、
「高い到達率を維持できる」配信サーバーに、すくすくと育ちます。 

読者さまが嫌がる配信をせず、読者さまにメリットのある配信を心掛けてください。